たなおろス。

妄想癖・脱線症と戦いながら、映画や本、世事について、思ったことを 棚卸し(たなおろし)するブログ。

2007年6月の読書

『個人的な愛国心』 日垣 隆
『かわいい女・犬を連れた奥さん』 チェーホフ 小笠原 豊樹
『猫とともに去りぬ 』(光文社古典新訳文庫) ロダーリ 関口 英子
『極大射程』 スティーヴン ハンター 佐藤 和彦
『ほとんど記憶のない女』 リディア デイヴィス 岸本 佐知子
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』 本谷 有希子
『マーリー―世界一おバカな犬が教えてくれたこと』 ジョン グローガン 古草 秀子
『幕末 維新の暗号』 加治 将一
『人間自身―考えることに終わりなく』 池田 晶子
『遺品整理屋は見た!』 吉田 太一
『彼女のこんだて帖』 角田 光代 魚喃 キリコ
『京都のお酢屋のお酢レシピ』 飯尾 さとみ 飯尾 淳子


個人的な愛国心 かわいい女・犬を連れた奥さん  猫とともに去りぬ (光文社古典新訳文庫) 極大射程〈上巻〉極大射程〈下巻〉 ほとんど記憶のない女 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

マーリー―世界一おバカな犬が教えてくれたこと 4396612869 4104001090 遺品整理屋は見た! 彼女のこんだて帖 京都のお酢屋のお酢レシピ


  1. 2007/06/29(金)
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「ダイ・ハード4.0」の娘の成長

映画を観終わって、相方に尋ねた。
「何が一番面白かった?」
「娘のビッチな言葉」

ダイハード4.0
「パパ、敵は5人よ」

かれこれ 10年前にも「アルマゲドン」で年頃の娘(リヴ・タイラー)の男関係に目くじらを立てていたブルース・ウィリス。当時「アルマゲドン」をアメリカで観た私は、リヴを「Baby」と呼び、ベットに一緒にいたベン・アフレックを追い出すブルースを、恋人を寝取られて怒っているのだとばかり思っていた。英語が小学生レベルというのがそもそもの原因だが、40代前半のブルースには、あんな大きな娘より、若い恋人の方がお似合いに見えたのだ。

今回も、「アルマゲドン」の出だしと同じく、娘の男女交際に干渉するところから始まる。あれから約10年、子持ち役がほとんど記憶にないブルースだが、この度の「ダイハード4.0」では、年頃の娘を持つパパの違和感がすっかり消えていた。
う〜ん、この人、私生活でもこんな感じなんじゃなかろうか?娘3人だし・・・・と思う反面、長女ルーマー・ウィリスの、はっちゃけぶりを見ていると、私生活は意外と寛容なのかもしれない。

「1」では、まだ幼かった娘が大学生になっている。(オーイ、息子はどこいった?)
「ダイハード3」では、あんなに命懸けで助けた妻と離婚して、アル中で自暴自棄になっていた彼だが、どうやらそれを娘も恨んでいるらしく、父娘の関係はうまくいっていない。この娘、ルーシーが、むちゃくちゃ言葉が汚いのだ。
娘がテロリストに拉致されるところが、「24」だったりするが、ルーシーの強気はキム以上。テロリスト相手にひるむことなく、ビッチ言葉炸裂、これがなかなか爽快(笑)
まぁ、何を言おうと、殴られるに留まるのは、ご都合主義ではあるけれど。
しかも、代わりに撃たれるジャスティン・ロングは、当て馬かいな がっくり

ダイハード4.0

冒頭、娘の大学の寮に寄って、ビッチ言葉をたっぷり浴びせられたマクレーン。肩を落として家に帰ろうとすると、署から電話が入り、マットという名のハッカーをFBI本部まで連行するように命令される。「今から?」と嫌そうに答えると、「近くだから」とゴリ押しされる。
おおっ、まるで、「16ブロック 2.0」のような展開(笑)
そして、これまでの実績もどこへやら、相変わらず出世してないマクレーン・・・orzcry
アパートに行くと、こそに現れたのは、モス・デフ・・・じゃなくて、我が永遠のオタク少年ジャスティン・ロング、キターーーーー。そして、むっさいーーーー!!!(笑)

Live Free or Die Hard  × 16 Blocks
相棒の緊張感の無さは、ほぼ同程度。ブルースは、使用前使用後みたい。

尋ねてきたマクレーンに大事なフィギュア(スポーン?)の腕を折られたマット(ジャスティン・ロング)は、泣きそうな作り笑いで「折れてた方が価値が上がるんだ」と負け惜しみ。(結局、全滅しちゃうのだけれど)
ギャラクシー・クエストのブランドンが成長したら、こんな感じになっていたのか(笑)

そんなフィギュアの価値なんて微塵も理解できないマクレーンが、オタクの最高峰に君臨するワーロック(ケヴィン・スミス)に会いに行った時。けんもほろろに追い返されそうになっても、ズカズカと乗り込むマクレーン。すると、マットの家ではフィギュアに全く反応しなかった彼が、等身大のフィギュアを見て反応する。
すかさず、その反応に反応するワーロック(笑)
急に同志に向ける眼差しで、「ファンかい?」と聞く。
「スター・ウォーズのファンだ」と答えると、開きそうだった心の扉がバタンと閉まり、「帰ってくれ」。世代を超えて分かり合え・・・・なかった瞬間である。鳩時計だし

えっ!?ダース・ベイダーじゃない??と思ったアナタ。私もです(笑)。
あれは「ボバ・フェット」だったようで、おそらく、その他にも、その道の方々が泣いて喜ぶアイテムがマットやワーロックの部屋に散りばめられていたことでしょう。
なんか、「レンの部屋」みたい・・・・・(監督レン・ワイズマンより)。
でも、実を言うと、サイバーテロ VS オタク〜〜オタクが地球を救う sc07 という、もっと壮大な筋書きを期待していた私。(いや、それ、まんまギャラクエだし)

mai & T-X & Lady Deathstrike

ブルースがインタビューで、「初めて女性を殴った」と、しきりに「初めて」を強調していたが(笑)、殴るなんて可愛い次元じゃない。
マギー・Qは、ハッカーなのに、「ターミネーター3」のT-X ばりに強い。
棚の下敷きになっても車に轢かれても、ゾンビのように立ち上がり、もはや人間の域を超えている。腕っ節が強い上に、身のこなしも軽いので、マクレーンが「ニンジャめ」と悪態をつく。オンナだからと容赦されない痛めつけられぶりは、「X-MEN 2」でウルヴァリンとタイマンはったレディ・デスストライクの如し。
男が女をボコボコに痛めつけるのは、残酷に映ってしまいがちだが、マクレーンはアンドロイドやミュータントと戦っていたようなものなので、非難も緩和される?

ところで、このマギーの役名が「マイ」。思いっきりジャパニーズガール名なのだが、アメリカのジャパニーズアニメ&マンガって、この名前多いような。(「Mai the Psychic Girl」の舞ちゃんが火付け役?)
フィギュア、manga、ニンジャ手裏剣・・・・・、男も女も、ワイズマン色。
あっ、さては、娘ルーシーも彼色に染めたな。ビッチ言葉好きそうだもん(ヨメに毎晩浴びせてもらってそう)。ルーシーがゴスファッションじゃなくてよかった・・・・・。 

映画全体としては、観ていて「ダイハード1、2」のようには熱くなれなかった。
終始体温が低めな感じだったのは、「ダイハード3」の時に近い。
いかんせん、ハイライトシーンの多くを予告で見せていたので、驚きが少なかったのが非常に残念。観客の驚きと観客動員のどっちが大事かと言うと、後者だろうから、仕方ないのだけど。車が頭上に飛んでくるシーンや、ヘリVS車のシーン、「あぁ、これから例のシーンね」と先に脳内で映像が流れてしまったのが悔やまれる。

終盤の高架道路でのトレーラーと戦闘機の戦いは、もはやシュワちゃん映画になっていて、違う意味で笑える。エレベーター×車のシーンは、「ジュラシック・パーク」や「スピード」の方がハラハラした。
武器が手元にない危機的状況下で換気扇みたいなヤツが映ると、絶対にそこに悪い奴が吸い込まれるという法則も健在だった。たしか、「ダイハード2」でもあったな。飛行機のプロペラで。そして、ラストには、「1」のラストを髣髴とさせる展開も。

ジャスティン・ロング(Justin Long)

さて、思ったより、ヘタレじゃなかったジャスティン・ロング。
危機的状況下で「何か食べる物無い?」「休んでいい?」を連発して、へたり込んでばかりだったけれど、もっとヘタレでも良かった(笑)。
そして、彼を初めて見る人には、「この男の子、カッコ・・・可愛い・・・のか?」と思われるくらいまでに、いい感じに成長したジャスティン。ますますサム・ロックウェル兄貴にも似てきたので、役柄の幅が広がりそうな兆し。

途中、一緒に捉えらたルーシーとマットの、微妙な目線の交し合い。
すわ、「24」と同じ展開か!?・・・と、ジャスティンファンとしては、テロリストの挙動より、二人の距離が気が気じゃない(笑)。
危機的状況を供にした男女は恋に陥りやすいというので、今後(?)この二人の恋の行方が気になるところ。が、しかし、危機的状況を供にした男女の恋は続かない、というジンクスも(by スピード)。
つまり、次回(があれば)のジャスティン・ロングの再出演は・・・・・ビミョー。
もしかしたら「ダイハード5」で、「なんでボクがこんな目に・・・」と、ぼやきながら戦う娘婿を演じているかも!?  ( → 過去のジャスティン・ロング関連記事

で、来日記者会見で、「マギーとラブシーンが」と言っていたジャスティン。

ダイハード4.0
SMプレイに見えなくもない  

  1. 2007/06/26(火)
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ジャスティン・ロング!

心待ちにしていた「ダイ・ハード4.0」。  だって・・・

ジャスティン・ロング(Justin Long)が出るんだもん!!!

ダイ・ハード4.0
なんという、緊迫感!・・・・・を全く感じさせない相棒なことよ(笑)
「16ブロック」のモス・デフといい、ウィリスの相棒には愛嬌が必須条件か。

弟に欲しいハリウッドスター☆ナンバー1(私の中で)の、ジャスティン・ロング。
(ジェイク・ギレンホールも捨てがたいが・・・)
こんな弟と一緒にアキバや渋谷デートしたら、むっちゃ楽しそうだ。

ギャラクシー★クエスト愛してやまない「ギャラクシー★クエスト」で、かつて一世を風靡した架空のSFテレビシリーズを真剣に研究するオタク少年・ブランドンを演じたジャスティン・ロング。オタク少年たちにとってサプライズなラスト、ジャスティンのとびっきりの笑顔に、「ううぅ〜、よかったねぇぇぇ」と、滂沱の涙 羅琉 泣き

そんな「ギャラクエ」でのオタぶり、「ドッジボール」での負け犬ぶり、そこにいるだけで笑えてしまうキャラを踏襲してそうな予感バリバリの「ダイ・ハード4.0」。
たとえ天才ハッカー役でも、ジャスティンならきっと・・・(希望的観測)

先日、その「ダイ・ハード4.0」のPRとして、ブルース・ウィリスとジャスティン・ロングとマギー・Qが来日。
ウィリスの旺盛なサービス精神とジャスティンの控えめなユーモア精神がマッチングしたかのような記者会見。(全貌はコチラ→ 「ダイ・ハード4.0」来日記者会見
ウィリスが途中でトイレに行ってしまったのは笑いかマジか微妙なところだが(アイスドリンクをあれだけ飲んでればね)、随所でウィリスが合図のような目配せをしたり、耳打ちしたり、あんたたちはワル知恵を働かせるいたずらっ子か。

1時間以上にも及ぶ記者会見は、ジャスティンに目が釘付け。

ダイ・ハード4.0来日会見(Live Free Or Die Hard)

おしぼりで顔を拭くオヤジウィリスをチラ見。
 ↓
何やら後ろの通訳さんに確認を取るジャスティン。
 ↓
首を拭くジャスティン。
 ↓
服の上から、脇の下も拭いてみたり。(ご丁寧に左、右)
う〜ん、芸が細かい。細かすぎて、誰も気付いてなかったらどうしよう。
(あっ、後ろの通訳さんが笑ってる・・・)

さらに、ブルース・ウィリスの長〜いコメントを訳した通訳さんに、お水をあげるジャスティン。

ジャスティン・ロング(Justin Long) 来日会見

ウィリスが通訳さんを称え労うコメントをした時、場内爆笑し、それをとらえての彼のアドリブ。マギーも大うけ。
その他にも、前を歩いていたウィリスがコケたところをすかさずジャスティンもコケてみせたりと、ジャスティンの機転はなかなか。

ウィリスがトイレに立っている間に、若い者同士、楽しそうにおしぼりを投げ合うマギーとジャスティン。ジャスティンがマギーに変なことを言ったからなんだけど。

ジャスティン・ロング&マギー・Q
私も、ジャスティンとおしぼり投げがしたいぞ。にしても、マギー、めちゃ楽しそう。

ウィリスの頭越しにもフタらしきものを投げてたけど、その直前にウィリスの意味深な合図があったのを見逃しちゃいない。
ウィリスはウィリスで、おしぼりで何度もハゲ頭を拭くという、モト冬樹ばりの寛大なギャグネタを披露(たぶん)。

この人たち、会見に遅れてきたのは、おしぼりネタの打ち合わせのためだったんじゃないのか?

とにもかくにも、終始、後ろの通訳さんに耳を傾けるジャスティンの姿がキュートで、通訳さんがかなり羨ましかった。ジャスティンは、「ジーパーズ・クリーパーズ」に続いての2回目の来日と思われるが、前回とは集客や対応がずいぶん違っていたことだろう。 → 前回のインタビュー記事

そんなジャスティン・ロングは、アメリカでは人気者で、出演作目白押し。(IMDb
ギャラクエで共演しているサム・ロックウェル(Sam Rockwell)とは、仲が良いみたい。というかこの二人、キャラが被ってるんだけど(笑)
ジャスティン・ロング&サム・ロックウェル(Justin Long&Sam Rockwell)

サム・ロックウェルとジャスティン・ロング主演の脱力系バットマン&ロビン!

Robin's Big Date (Justin Long&Sam Rockwell) 「Robin's Big Date」(You Tube

MacのCM(ジャスティン・ロングと片桐仁)日本ではラーメンズが出ているAppleのMacのCM。元祖アメリカ版ではジャスティン・ロングがやっていて、日本版はそれを忠実に再現した形。個人的には、ジャスティン版の方が面白いと思う、のは単に好みの問題?
そんなジャスティンと片桐仁が夢の共演!
コラボCM
(・・・・合成やん。)

  1. 2007/06/22(金)
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ブルース武勇伝

ずいぶん前にニューヨークでブルース・ウィリスを見かけたときのこと。
スキンヘッドで小さな女の子を連れた彼が目立たないはずもなく、サインを求める人が集まってきた。
周囲にどんどん人だかりができ、人の輪が広がっていく・・・
サインに応じていたブルースはふと手を止めると、手を広げてこう言った。

「今、このとおり娘と一緒で、プライベートな時間の途中なんだ。
 サインができなくて、本当に申し訳ないけれど。」 (通訳:相方)

そして、自分が(結果的に)通行の邪魔をしていることも謝った。すると・・・・

そのナイスガイぶりに、周囲の人々から拍手 が沸き起こった(笑)

ブルース、かっちょえ〜

はて、3人の娘のうち、あの子は何番目だったのか?
かなり小さかったので、末っ子のタルラー・ベルちゃん(Tallulah Belle)だろう。

ブルース・ウィリスと娘のタルラー・ベルそれから何年も経って、お年頃のタルラーちゃんと手を繋いでデートするパパ・ウィリス。
「半径1m以内に近づかないで」なんて娘から宣告されているお父さんにとっては、さぞかし羨ましい光景だろう。

アシュトン・カッチャーとデミ夫妻の間にも、ちゃっかりしっかり定位置を築いているあたりも、さすがである。

先日、「ダイ・ハード4.0」のPRで来日していたブルース。記者会見中にトイレに行ったことが話題になった。
その情報が入った時、「それって、同行している若い共演者二人に花を持たせるとか、笑いを取るとか、彼なりの演出じゃないの?」と、最初は思った。

記者会見中にトイレに行くブルース・ウィリス あんさん、どこに ̄□ ̄

しかし、会見の一部始終を見て、
「あれだけアイスドリンク飲んでりゃ、本当に我慢できなかったのかも」
と考えを改めた。ブルース・ウィリスを美化しすぎるのもなんだし。
でも、アイスドリンクのお変わりを持ってきたウィエイターに、立ち上がって迎え、お辞儀しながらドリンクを受け取る姿は笑えた。

「ダイ・ハード4.0」来日記者会見

また、会見中に何度もおしぼりでハゲ頭を拭くブルースに、なんという寛大なギャクなんだ、と器の大きさに感心しきり。
しかし、斜め後ろの通訳の女性もしきりにハンカチで顔の汗をぬぐっているところから、ライトをしこたま浴びて相当暑いのかも・・・と。

「もしかして、おしぼりで頭を拭いてるブルースって・・・の状態?」

ブルース・ウィリス&ジャスティン・ロング頭皮の汗は、さえぎるものが無いと滝のように流れ、なかなか厄介モノなのかもしれない。
う〜ん、タオルハチマキと坊主の切っても切れない関係、ここに見たり。
←ギャグかマジかは別にして、ジャスティン・ロングと何やら画策中。

お目当てのジャスティン・ロングを中心に語った来日記者会見の模様

先月のアメリカ版2ちゃんねる書き込み事件(Walter Bのハンドルネームで本人自らコメント連発)とか、どうもこの人、人を楽しませるのが大好きな、イタズラ好きのオヤジとみた。
「ブルース・ウィリス、掲示板に降臨全レス>疑われてiChatで本人証明」の記事

ユニバーサル・マスターズ・コレクション :  ブルース・ウィリス
ユニバーサル・マスターズ・コレクション : ブルース・ウィリス

  1. 2007/06/20(水)
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ブルース×ハリソン×スタローン

6/16の日経新聞土曜版「NIKKEIプラス1」で、「えっ、そうかなぁ?」と首を傾げるような記事があった。エンタ!Q&Aというコーナーで、

Q:「ロッキー」に続き、「ダイ・ハード」が12年ぶりに復活すると聞きました。人気シリーズが久々に復活するのはなぜですか。

という愚問質問に対し、(こんな質問をわざわざ新聞にする人おるんかいな?)

A:第三弾から十二年ぶりに復活する最大の理由は、ウィリスの人気挽回です。
「ダイ・ハード」シリーズで人気スターになったウィリスも、1998年「アルマゲドン」。99年の「シックス・センス」以降、出演作が興行的に不振続きで、人気が低迷しています。そこで「ダイ・ハード」シリーズに頼ろうというわけです。
シルベスター・スタローンが「ロッキー」を17年ぶりに復活させたのも同じ理由です。(中略)
やや事情が異なるのが来年夏公開予定の「インディ・ジョーンズ4」。2000年に開催されたイベントでハリソン・フォード、スティーブン・スピルバーグ監督、ジョージ・ルーカス監督が集合。「またみんなで仕事をしたいね」と、盛り上がったのがきっかけといわれます。(中略)
企画不足に悩むハリウッドでは過去の人気シリーズは恰好のネタ。今後も人気シリーズの復活が増えそうです。

確かに、企画不足のくだりに異論無し。続編のみならず、リメイクだらけだし。
でも、ブルース・ウィリスってそんな落ち目かなぁ。
ここ2年をみても 「シン・シティ」「16ブロック」「ラッキーナンバー7」など、本人自らアクションヒーローとは一線を画し、暗殺者や悪役を嬉々として演じているように見えたんだけど。とはいっても、ブルースの悪役はどこか笑えて、真の悪役になりきれていない気もするが(笑)
だから、ダイ・ハードに”すがる”というより、その逆で、”役者としての幅を広げ(たつもりで)余裕を持ったブルースが、ヒーローの封印を解いた”という方がしっくりくる。

また、ブルース・ウィリスとシルベスター・スタローンを一括りにするのも、ちと無理がなかろうか?ダイ・ハードの続編は制作会社からのオファーがあってのことだが、ロッキーの場合はスタローン自身が監督脚本を手掛け、自ら売り込んでのこと。
それに、「ロッキー・ザ・ファイナル」はスタローンのロッキーへの愛着によるものが大きく、人気挽回とは別の次元のような気がする。無名時代に自分で脚本を書いて売り込んだ作品だからこそ未練思い入れも並々ではないだろうし、だからこそ前作のリベンジ有終の美を飾りたかったのでは。

新聞で比較対照として取り上げられてる「インディ・ジョーンズ4」であるが、長〜い待機期間を経て、最近ようやく撮影が開始された模様。
ハリソン・フォードとしてはもっと若いうちにやりたかったんじゃないかと思うが、ジョージ・ルーカスは「スター・ウォーズ エピソード1〜3」の方を先にとりかかっちゃうし(しかもハリソンお呼びでないし)、スピルバーグも何かと多忙な身。
その間、60代のハリソン・フォードは、「ファイヤーウォール」なんかで老体に鞭打って悪党と体当たり勝負なんかしちゃってたり(ほとんど孫にしか見えない子供がいたり)。彼こそ、その気になれば、真の悪役が結構サマになる 俳優だと思うんだけれど。
意外に過去の人気シリーズの続編を一番待ちわびていたのは、ハリソン・フォードだったりして。

ハリソンと歳が近いスタローン。またリングに上がると聞いた時は何かの冗談かと驚いたものだが、実際に観たらそれほど違和感がなかったことにさらに驚いた。それだけ相当無理をしていたと思われ、老体に鞭打つこと、ハリソンの比ではない。
(副作用の危険を冒して)筋肉増強剤を服用したせいか、リング上でようやく披露した裸体に異常に浮き上がっていた血管が痛々しかったが、彼が40代じゃなく、60代だったことで、馬鹿馬鹿しいという思いより敬服の念が勝ってしまった。

そんな60代のハリソン・フォードとシルベスター・スタローンに対し、ブルース・ウィリスは50代になったばかり。
公私共に現役バリバリ(本人談)のウィリスが出演する「ダイ・ハード4.0」に向けられる世間の目は、まだまだシビアだろう。

60代のジョン・マクレーンを見る日はやってくるのだろうか。

  1. 2007/06/18(月)
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スパルタンと痴漢の生態学

赤いマントといえば、スーパーマンやスポーン。
実際のスパルタ兵も、このヒーローの象徴たる緋色のマントを実戦時に身に着けていたとか。

ナチョ・リブレVSレオニダス 似て非なる。

このマント、ある時はスポーンのように敵を威圧し、傷ついた体を覆い隠し、またある時は夜冷えの毛布代わりに風呂敷代わり、そして最後は遺体袋にと、余すことなく活用できるなかなかの万能アイテムだったようだ(一部想像含む)。
ただ、戦うにはかなり邪魔だったはずで、後ろの兵士がマント踏んづけたり、視界を遮ったり、アクシデントも多かったと推測する。

そんなスパルタ兵の皆さんの生態をみてみましょう。


1.スパルタンに臆病と卑怯の文字はなし!

 ・飛び道具を使うは臆病者
 ・敵の武器を奪うは卑怯者
 ・ホプロン(盾)手放すは兵士の恥 死ぬまで離すべからず

300 スリーハンドレッド

ただし、マントの下が裸かどうかは微妙。古代ギリシャ人は、特訓や日常生活で全裸なことも多かったようだが、戦の時はさすがの彼らでも鎧を着ていたことだろう。


2.ただし、天の恵は享受しろ!

嵐で敵陣の船が海に転覆するのを見たときの喜びようときたら。
日頃真面目な隊長も、このはっちゃけぶり。

嵐に歓喜するギリシャ軍
元寇の時の日本もこんな感じだったのでしょうか


3.頭より体を使え!

和気藹々と敵方ペルシア兵の死体を運ぶスパルタ兵。
一体どれほどの戦略なのかと思いきや。戦法 ”死体山崩し”。
しかし、人間・・・・というのは転がりにくい。天辺からゴロゴロ落ちても、たいした雪崩にもならず、埋もれる敵もせいぜい数十名。毎分一人十人斬りは軽いスパルタ兵なら数分でかたが付くようなことを、1日がかりで準備するスパルタの皆さん。

死体山の前にて
労多く、実り少なし、死体山

そんな、脳筋ぶりも愛すべき、裸にマントの男たちよ。
彼らが誇示するのは、鍛え抜かれた大胸筋に腹筋。
そして、自信に満ち溢れた顔・顔・顔。(ついでにイケメンぞろい)

一方、現代にも生息するのは、裸にコートの男。
ただし、彼らの顔には、自信のじの字もありませぬ。
ところで、ドラマ「カバチタレ」で中丸新将がやったような、ギャグのような男が本当に存在するのでしょうか?

えぇ、いますとも。
かつて、若貴の母校・明大中野の校門前辺りによく出没してましたっけ。中央線沿いの、電車音による消音効果が痴漢や露出狂の温床に。
露出狂は早朝に多い(個人的見地)、というのは生態学的にどうなんでしょう。
(やはり光がそこそこあって、人気が無い時間帯というと・・・)

今度奴らに遭遇したら・・・・・

300 スリーハンドレッド


  1. 2007/06/14(木)
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「300」不死隊とクリーチャー

「シン・シティ」の鑑賞後、しばし食欲が失せたという苦い記憶もどこへやら、初日に勇んで観に行った「300」。( → その日の模様)。
全編にわたりCG加工が施されているのは両作品同じ。ただ、「シン・シティ」はモノクロながら蛍光色の血が生々しくグロだったが、「300」は血飛沫も乾いたタッチで、小心者の私でも意外に正視できてしまった。絵の連写を見ている感じ。

スパルタ兵率いるギリシア軍と戦うペルシア軍の不死隊は、バラエティ溢れる面々。日本漫画フリークのフランク・ミラーだけあって、忍者もどき軍団も登場。
「300」(スリーハンドレッド)般若のような仮面や二刀流。手裏剣が飛んでいたかどうかまでは記憶に無いけど。
不死隊(アタナトイ)というと不死身なようで不気味だが、要は、人員が減る毎に補充して常に1万人の部隊を維持できるということらしい。つまり数にものを言わせた使い捨て集団みたいな感じか。
ただ戦う側からすれば、掃いても掃いても減らないというのは、ゾンビと戦っている錯覚に陥るので、心理的作戦としてはなかなかだったのかも。
史実によると、不死隊(アタナトイ)は多民族から成り、てんでに奇抜な恰好をしていたらしい。映画にもいた馬の頭皮を被ったもの、布を巻いたものもいたらしいので、あながち、あの集団はあり得なくもないのかも。

300 スリーハンドレッド

が、途中から、明らかにこの世のものではない方々もカメオ出演。
その度に、「あなた、どこぞやでお会いしませんでしたか?」と気になるも、あまりにいろんなキャラがワラワラと湧いてくるので、途中から連想を放棄。
「ロード・オブ・ザ・リング」トロルや、「バットマン」のペンギンみたいなお方も。

「300」の怪物と「バットマン」のペンギン

ここまでくると、ギリシャVSペルシャというより、人間VS異星人といった構図で、イランで上映中止されたのもむべなるかな。さらにはスパルタ兵がイケメン揃いだったことも、神経を逆撫でしたとみた。
ただ、ギリシャ側にも、ゴラムばりに可哀想な過去の持ち主のエフィアルテスや、「シンシティ」のイエローバスタードばりに異臭がしそうなデルフォイ神殿の邪悪な司祭など、異形キャラが登場。しかし、そんなものでイランの人々が許すはずも無く。まずもって、王がアレだし。

Ephor&Yellow Bastard

予告で、イケメンマッチョ男たちよりも一瞬登場するサイのクリーチャーに胸を躍らせていた私。ほとんどサイ見たさで「300」を観に行ったといっても過言ではない。
それなのに、あろうことか「マジで?」というくらい弱かった。
「ロード・オブ・ザ・リング」の巨大象は、オーランド・ブルームが応戦した末、脳天から矢を打ち込んでようやく仕留めるが、「300」のサイは、スパルタのオーリーことトム・ウィズダムに一撃でやられてしまうという体たらく。
挙句、象さんに至っては、戦わずして崖から落ちてった(涙)。

300 スリーハンドレッド
ただ、この象さん、クリーチャーと言うより、地球に生息する象のようだったが。

象といえば、「ロード・オブ・ザ・リング」や「アレキサンダー」でも登場していたが、当時、War elephantというれっきとした武力。 → 軍用象の画像てんこもり


アレキサンダー
動物園にもいそうな・・・・・というか、小象?(アレキサンダー)


ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
ここまでくると、マンモス級。(ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還)

それにしても、それらの動物たちが、あんなにあっさりとやられるなんて。手間隙掛けて作ったクリーチャーなら、あんな見せ場の無い、使い捨てのような扱いはしないだろう(涙)

作るのに結構なお金が掛かるCGは、後に使用権を売れるので、たとえ映画がコケてペイしなくても、CG制作費は元が取れたりする。似たような戦闘シーンやクリーチャーがハリウッド映画で度々登場するのは、素材の使いまわしの場合も多い。
一時期「ロード・オブ・ザ・リング」「トロイ」「アレキサンダー」「キング・アーサー」と立て続けに、お金の掛かる大群戦闘シーンを盛り込んだ歴史モノが集中したのも、このせいだと推測する。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」の大ダコなんかも、「ちょうどタコ素材があったから使ってみた」くらいのものじゃなかろうか(想像)。

キャラ以外にも、過去の映画を髣髴とさせるシーンもいくつかあった。
「ザ・セル」、「英雄 HERO」(矢の雨)、「グラディエーター」(麦畑)・・・・、そしてラストは、「ブレイブ・ハート」のロバート・ザ・ブルースを思い起こさせるディリオス(デイヴィッド・ウェナム)の演説!

300(スリーハンドレッド)&ブレイブハート(Braveheart)

おぉ、ディリオス!
というわけで、映画の感想そっちのけ、スパルタのいい男ベスト5の発表へと続く。

関連記事:スパルタンと痴漢の生態学

  1. 2007/06/12(火)
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