たなおろス。

妄想癖・脱線症と戦いながら、映画や本、世事について、思ったことを 棚卸し(たなおろし)するブログ。

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

パイレーツの3人衆といえば・・・・・

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

なんだけれども、私は、とうとうメインの3人への興味を失ってしまった。
ジャック・スパロウはともかく、後の2人は正直どうでもよくなった(ダメですか?)。
今回の格闘しながらの愛の告白劇に鼻白む自分に気づき、そう確信に至る。
ゆえに、その部分が核となる今作は、ちと拷問に近かった。わたしゃディヴィ・ジョーンズとダルマの大人の悲恋の方がもっと見たかったぞ。
前作のバルボッサの登場に胸が震えたけど、今回はなんかキャラ変わってるし。

というわけで、私にとってのパイレーツ主要キャラの3人はこちら ↓

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

左からブーツストラップのビル、ベケット卿、デイヴィ・ジョーンズ。
全員2作目からのご登場。この内、二人のお方は、ほとんど原形をとどめず、はっきり言えば気色悪い。登場時はかなり引いたが、見慣れると可愛いものだ。


“ブーツストラップ(靴ひも)のビル”、ビル・ターナーこと
ステラン・スカルスゲールド (Stellan Skarsgård)

Stellan Skarsgård

「奇跡の海」を観て以来、彼のことを”ヤン”とお慕い申し上げているステラン様。
今回は大砲の弾に靴ひもを括り付けられて海に沈められたウィルのオトン。
膝の皿ならぬ都市伝説を地で行くフジツボ顔に、時々ゴキちゃんのようなフナムシが這う。存在そのものがPG-12クラス。小さい子供は見てはいけない。
前作で最初に登場した時、さすがのジャック・スパロウも引いていたが、私も引いた。たとえ愛しのヤンでも。しかし、ブーツストラップのビルの憂い顔は彼ならでは。
ある時は冴えないオヤジにエロオヤジ、普通のオヤジに超イケてるオヤジと、いろんな顔を持つ。彼のファンには垂涎モノの公式サイトはこちら ↓
http://www.stellanonline.com/index.html

彼の子供たちも活躍中 ↓


ベケット卿こと
トム・ホランダー (Tom Hollander)

Tom Hollander

最期に「エリザベス・・・」とつぶやいていたような(?)気がするが、ベケット卿は彼女を密かに想っていたのだろうか。前作「デッドマンズ・チェスト」でキーラが色仕掛けで挑発したとき、バケット卿もまんざらではない風だったような。だとすりゃまるで、「プライドと偏見」Mr.コリンズのようなエリザベス@キーラへのご御執心だこと。
その時の鑑賞記事で、二人が対峙したときの身長差が「プライドと偏見」時と違うと書きましたが(→ 「デッドマンズ・チェスト」VS「プライドと偏見」)、今回は二人のツーショットは叶わず。残念。
それにしても、ジャックにウィル、元婚約者のジェームズ・ノリントン、バケット卿だけじゃなくサオ・フェン(チョウ・ユンファ)までも虜にしてしまうエリザベスって・・・・。


ディヴィ・ジョーンズこと
ビル・ナイ (Bill Nighy)

Bill Nighy

タコの着ぐるみのときは目だけでしっかりとビル・ナイを主張していたのに、素顔が出たときは、別人かと思った。哀愁を帯びた目はそれらしいが、若返って見える。
悪役顔なのに、「ナイロビの蜂」のような直球ど真ん中の役よりも、「シャンプー台のむこうに」「ラブ・アクチュアリー」「スティル・クレイジー」の捻くれた役多し。
普段から茶目っ気たっぷりのビル・ナイの延長線上のような。
過去のビルナイ記事

ディヴィ・ジョーンズがあんな方法で陸に上がられるなら、ウィルだって陸生活ができるじゃん、不便を強いられるけれど。
生活は難しくても、時々の逢瀬の手段に使える。(10年は待てん)
ま、私だったら嬉々としてヤンとの船路を選ぶけどね。

そして今回は、サービスカットならぬ、二人のビルの素顔もちょこっと登場。
しかし、タコ姿の方が断然ビル・ナイっぽいのはナゼだろう・・・。

Bootstrap Bill&Davy Jones

あとは、マートッグとムルロイが好き。ラストがああなると、次回はラゲッティとピンテルと被らないか?マヌケコンビは同グループに二人はクドイ。また寝返るのか。


それにしても、バットマンの渡辺謙とかぶってないか?
と、公開前から映画館に貼られていた特大ポスターを見るたびに思っていた。

チョウ・ユンファ&渡辺謙

スキンヘッドに長ヒゲという見た目もさることながら、鑑賞後はその立ち位置も似ていたと認めざるを得ない。バットマンの渡辺謙の方がマシだったけど、バットマンでガッカリした日本人以上に、がっかりした中国人が多かったことだろう(というか怒ってるかも)。
・・・と思っていたら、想像以上の怒りを買って(笑)、中国ではチョウ・ユンファのシーンが大幅にカットされたそうだ。サオ・フェンはシンガポールの海賊だけど、明らかに華僑だし。怒りを買った理由が、○ゲ・顔の傷・長いあごひげ・長い爪という長年ハリウッドが描いてきた典型的な中国人像にあるらしい。
じゃあ、同じようなキャラ演じさせられた渡辺謙はどうなる・・・。

逆に、怒りを買わなかったシーンがどこなのか知りたい(笑)。全編通してユンファは○ゲ&ヒゲだったけど?扱われ方こそ抗議の対象になりそうなものだが、まさか、最期のシーンもカットされてるなんてことは・・・・・(で、いつの間にか消えているサオ・フェン、エリザベスがなぜか後釜に座っていて、「???」みたいな)

Mistress Chingとはいっても、彼に限らず、その他の“伝説の海賊”の皆々様方も、特に何かしたわけでもなくかったが。一番インパクトがあったマダム・チンも、見た目以上の存在意義は無かった。
って、彼女はカットしなくていいのか?
評決を取るためだけの数合わせ的な6名の海賊たち。もっと彼らの活躍の場があれば、映画にカタルシスがあったものを。

前回は大ダコ(クラーケン)、今回はカニの大漁に巨人。クラーケンの成れの果ては、予算との兼ね合いか。クラーケンVSダルマ(カリプソン)の闘いを見たかった。
それにしても、砂浜に現れる石化けカニ、分身と対話するジャック、デビッド・リンチ的(またはウンパルンパ的)ミニジャック、3作目のテーマはシュールで不条理な世界なのか。

2は笑えたのに、3は笑えなかった。2作の違いが何なのか、自分でも分からない。
長い上映時間以上に体感時間が長く、エンドクレジットがこれまた拷問のように長くて、恒例のお宝映像が恨めしい。普段はエンドロールの最後まで見るけど、強制居残りを命じられたようで反抗心が沸々、見ろと言われると見たくなくなる天邪鬼。もうYouTubeでいっか、と(笑)。
今回はオチ程度ではなく、今3部作のシメとさらなる3部作への橋渡し、続編の予告のようなもので、配給会社が必死に「席を立たないで」と告知したのもうなずける。それでも知らないで帰ってしまった善良な市民が浮かばれない。個人的にはこれまでのおまけ映像の方が好き。
前回のおまけ映像といえば・・・

1話から出ずっぱりの、本家ディズニーランドにもいる鍵を咥えたワンコもご健在。
パイレーツの犬 生贄から脱出できたらしい(笑)

  1. 2007/05/30(水)
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