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豚キムチにジンクスはあるのか

『絲的メイソウ』テイストそのままに、『Hanako』連載の「絲的炊事記」が単行本化。

豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記
絲山 秋子

秋子さんはマメなのか不精なのか。
「大根のローマ風」はトマトやワインで3時間煮込み、「洋風ちゃんこ鍋」に4時間かけてダシをとったかと思えば、インスタント食品。
躁鬱に左右される食欲や料理欲に、親近感も沸く。
大根1本勝負やスモークサーモン2パック食いという「固め食い」、デパ地下のお惣菜でチャーハンといった企画ものなど、普通でないというところが絲的。

力うどんならぬ「力ちからパスタ」は、いくら正月の餅が残っていてもなぜにパスタに餅?というか、なぜにイカ墨にファルファーレに餅?愛らしいリボンを真っ黒に汚し、自らそれを「コールタール」「ヘドロ」と称する加虐的な絲さん、ファンシーなものとか嫌いそうだし。
この他にも「ヘナッポ」(女史の造語)とかイタリアン系も多く、アンチョビやトマト缶は常備ストックされているとみた。
少し殊能将之と似た匂いがする・・・サンバルソースが出てくるあたり(笑)

キャンプにも寸胴鍋が主役なだけあって、凝った料理は煮込み系中心。 
煮込み時間=労力ではないので、どちらかといえば不精なのだろう。
無洗米を使っていたこと、米の味がわかならいともカミングアウトされている。
決して餃子の皮を小麦粉から作ったりするタイプではないとみた。日常的に。

そんな中、粉ものが最後に登場。しかもキッシュ・ロレーヌ。
おっと意外・・・と思いきや、指南役として絲父が登場。
父上がかつてフランスに赴任されていた時の本場仕込みのキッシュを父娘で合作。最後に掛けられる父上の一言に胸がジンと来るという、ヘドロなファルファーレから始まった企画に有終の美が飾られた。それにしても、料理が得意なお父さんというのは憧れなものです。

本を読んで無性に食べたくなったのは、牡蠣ごはん。
この本で一番オーソドックスな食べ物だったといえる。
女史は大好物だった生牡蠣に当たってしまったそうで、命懸けの企画。
一度当たると厄介で、実は私も数年前に生牡蠣で死にそうな目に遭った。
ここでは絲母レシピが登場。絲山家では大根と一緒に炊くのだそうだ。私の場合は大根おろしで牡蠣を洗って生姜で炊いていたが、今年は大根を入れてみようか。

そして、題名にもなるほど秋子さんが愛して止まない豚キムチ。
これ、作る時間がほとんどない時のお助け特急メニュー。
超簡単だけど、シンプルなだけに、ランクはキムチと豚でほぼ決定する。
普通のキムチと豚でもそれなりに、いいキムチと豚ならご飯何杯でもいける。

著書の中に書かれているが、彼女は身長174センチ、体重が20、30キロ単位で増減するそう。確かに初めて彼女を見た時(芥川賞授賞時)、ぽっちゃり+めがねっこ(子でもないか。ハリセンボンの片割れ似)だったけど、その後目にした写真は別人なほどほっそり。躁鬱で摂取カロリーにムラができ、振れ幅が大きくなるらしい。

ところで、後日このブログに、「絲山秋子のパンチラ」で検索してお越しになった方がいましたが、そういう事実があったのか、それとも願望なのだろうか?
気になって仕方がない。
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