原作を未読の人は1話目で逃げ出すのではないか?自分が未読だったら果たして面白いと思えたか?と自問しながら、最後まで観続けた一番の理由。それは、
鹿のエンディングがツボだったから

1話目で早々に鹿化した玉木宏より、その直後に流れた鹿の群れに目が釘付け。
鹿の神々しさと壮大な音楽(佐橋俊彦)に涙が溢れた(本当です)。
毎週エンディングになるとテレビの前に正座でスタンバイ。
馬ではなくて、鹿のあのような勇姿は貴重だった。ビバ鹿!
ここで、ドラマが始まる前に思っていた件について、統括してみます。
挙げていたのは、
1.よくまぁ、これをドラマ化しようと思ったものだ
2.さてはホルモーを映画化しようといういう魂胆か
3.玉木宏の鹿化はかなりツボである
4.綾瀬はるかは誰の役をするのか
5.奈良公園の鹿にポッキーを与える困った輩が続出するのではないか
結果は以下のとおり。
1については先に述べたように、最後までその疑念は継続した。
2については、とうとう現実のものとなった。
しかも、私はそのホルモー映画化をモリミーのブログで知った(笑)。
3、被り物をしなくても玉木宏の顔は十分鹿に見えた。
4の疑問は鑑賞前に解決しており、藤原君の女性化ということだった。それによって「まさか二人の間に色恋沙汰が」「同僚が綾瀬はるかだと、マドンナの存在が薄れないか?」という新たな疑問が生じていたわけだが、果たしてその通りであった。
そして、一番懸念していた5のポッキー問題について、
と書いたが、結果は後者だった。しゃべる鹿の好物であるポッキーのポの字も無く、ラストではご褒美(餞別)に彼が嫌いなはずの鹿せんべいをあげるのである。テレビでポッキー餌付けをやれば本と比較にならないほど真似する輩が続出するだろうから、当然の成り行きともいえる。ポッキー餌付けについては、すでにそういった観光客がいることは想像に難くなく、ドラマ化した日にはますます拍車をかけること間違いない。対処法として、この部分をカットするか、ドラマの最後に「鹿にポッキーを与えないでください」と入れるか。
原作と違っていたのは、本来鹿について話そうとしても話せない呪縛がドラマにはなかった。ただし、話せても最初は信じてもらえないのだが(鹿に話しかける綾瀬はるかのキャラは、やはり「ホタルノヒカリ」の系統を踏襲していた)。
リチャードがネズミの遣いだと知るきっかけとなる、鹿のアナログ加減(デジタル非対応)のくだりもなかった。
そして、藤原くんのかりんとうは湿気てなかった。
翻弄されキャラが板についた玉木宏。
天然キャラを確立した綾瀬はるか。
そして、最近めっきり変キャラづいている佐々木蔵之助。
今クールで他に見ていた「斉藤さん」、水木と二日続きの蔵之助鑑賞となった。
戦う真野若葉(ミムラ)との掛け合いが絶妙、近年のベスト夫婦賞をあげたい。
思えば、昨年末の「椿三十郎」でも、押入れ侍がツボだった。


