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ジャンパー

予告以上は期待できないだろうと臨んだジャンパー。
はたして、予想を全く裏切らなかったダグ・リーマン(笑)。
そういや、『Mr. & Mrs. スミス』も純粋に予告の方が面白かったっけ。
せめて笑いがあればなぁ。

ジャンパー

映画の冒頭、ジャングルでジャンパー狩りをするパラディン。『クロスファイア』(宮部みゆき著)に登場する秘密組織ガーディアンのようでもあり、彼らはもっとダーティ。正義の名の下に魔女狩りを楽しむ残忍さが滲み出ている。相変わらず役を選ばないサミュエル・L・ジャクソンの、罠に掛かったジャンパーをいたぶる時の目がなんともサディスティック。
しかし、しょせんは普通の人間。いくら高圧電流装置を持っていようとジャンプ・スカーという空間の裂け目から追跡できようと、飛行機や電車で移動する人間がジャンパーに敵うとは思えん。一体パラディンのメンバーは世界中に何人いるというのか。

これまた宮部みゆきの『龍は眠る』にはテレポート能力を持った少年が登場するが、テレポートに体力を消耗するため緊急時のみ行使する。
一方、『ジャンパー』のデヴィッド君は、日光浴しにスフィンクス、ナンパしにロンドン、ビッグウェーブを求めて海をハシゴ・・・と地球規模でジャンプし放題。
さらには、リモコンを取る時、冷蔵庫を開ける時、車に乗り込む時など、ミニマムにも活用。体力消耗どころかメタボは必至。

ジャンパー

また、ある日突然超人的な能力を手にした少年ピーターは、犯罪に立ち向かい、火事から人を救出するスパーダーマンとなる。
デヴィッドもジャンパーマンになる選択肢があるにはあった。人や物も一緒に移動できるジャンパーにとって救出活動はお茶の子さいさいである。しかし、デヴィッドは動かない。自分の能力はあくまでも自分のために。TVで遭難や火災のニュースが流れてもアニメに変える。無関心というより、わざと目を背けるかのように。意味ありげに2度もそんなニュースが流れると、ひょっとして善行に目覚めたりする伏線?と思わせ、結局最後まで変わらない(笑)。助けられる力を持つ者としての後ろめたさを暗示したのか、単に彼の人となりを強調したのか・・・まさか続編への伏線じゃ(笑)。

そんなデヴィッドを責めるつもりは毛頭ない。
私だって突然家なし財なしでジャンパーになったら、どっこいどっこいの勝負だろう。
レストランでご飯を食べ終えてジャンプ、試着室でジャンプ、映画館の客席にジャンプ、夜な夜なホテルのスィートルームにジャンプ(食い逃げ・万引き・無銭宿泊)・・・・と、銀行強盗までせずともなんとか生きていける。大半を南の島で過ごし、もちろん写真を入手して好きな俳優の部屋にもジャンプ!これって、子供の頃に「ドラえもんの『どこでもドア』があったら、あんなことこんなこと♪」と考えてたことと大差ない。デヴィッドのやっていることも、どこでもドアで氷山に行ってかき氷三昧するのび太と同じだ。そういう意味では、正義に目覚めたりせず銀行強盗や遊びに能力を費やす主人公は等身大キャラともいえる。ミュータントに能力コントロールを教えるプロフェッサーXの必要性を再確認させる映画でもある。

ところで、ジャンパーといえども生身の人間、事故に遭えば死にます。
ジャンプ先でいきなり車に轢かれることは往々に考えられます。
というか、パラディンに捕らえられる確率より高いでしょう。死ぬ確率も。
実際デヴィッドは不用意に交通量の多い街中にテレポートして車に轢かれそうになっている。どうも23歳にしては思慮が足りなくないか。
しかも最愛の彼女に危険が迫っているという時に、東京でカーレース遊びに夢中になって時間を忘れるってどうなの(笑)。15歳で成長が止まってるんじゃ・・・。

で、グリフィンは結局どうなったのでしょうか。
高圧電流に磔のまま置き去りにされたら、ジャンプ抑止以前に死ぬよ。
命の恩人に、この仕打ち。さすがは自己中デヴィッド。

Jamie Bell (Jumper)
私的には、主人公よりグリフィン@ジェイミー・ベルの方が断然タイプです。
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